当団体は共謀罪(組織犯罪処罰法改正)に反対します

共謀罪について国内では政権の息のかかったメディアから国際マフィアやテロリスト対策と報道されていますが、
277もの犯罪に対して、その計画や謀議行為が新たに処罰対象に加えられており、
法の目的趣旨に対して適用対象が合理的範囲を超えるものとなっています。

当団体が問題視するのは著作権の侵害がその適用対象とされている事です。
日本国内の著作権法においては、デジタルアーカイブ、歴史館、博物館や研究機関の知財蔵書として
著作物を収集保管するためのフェアユースを定めた除外規定や配慮措置が唯一国会図書館を除いて存在せず、
当団体を含む民間のアーカイブ運営にとって大きな障壁となっています。
歴史的記録というものは後世のための記録となる性質上、時の法律によってその価値が変動するものではなく、
今現在の出来事を常に記録するという地道な活動の積み重ねによって支えられています。
しかし昨今の著作権法改悪によるリッピング違法化や著作権侵害とされるダウンロードの違法化のみならず、
共謀罪によって広範なアーカイブ関係者に法的な輪をかけようという流れは、
時代や歴史の記録という正当な活動を著しく萎縮させ困難なものにしてしまいます。

私たちは相田翔子さんと鈴木早智子さんからなる
Winkの足跡を記録し後世に伝えるという使命のもと
共謀罪に反対します。


20170606       Wink歴史財団